■サービスコンセプト
企業が所有しているあらゆる資産・モノ（パレットやカゴ車・コンテナ等の物流容器・機材、固定資産、金型資産、部品在庫等）の在庫及び入出庫管理を現場運用業務に応じた実績収集管理方法（＝マルチスキャン機能の活用）で柔軟にデジタル管理できるクラウド型のサプライチェーンマネジメントソリューション。また、企業で管理したい在庫ステータスの種類を複数種類のステータスに分離して管理可能なことも特徴としている。
更に、ブロックチェーン技術やAI技術を始めとしたその他の最先端技術を日本企業の競争力強化、DX（デジタル・トランスフォーメーション）推進を加速させるために随時研究・接続実装を行い、柔軟性・拡張性を持たせたオープンプラットフォームとして本事業をSaaSサービスとして展開中。
そして、本サービスでは課題分析や業務設計にはじまりシステム設計・開発・運用保守、その他ネットワーク構築及びセキュリティ対策強化までをワンストップサービスで提供しているため企業のIT企画策定から実行までスピードを持って進めることが可能となり、導入企業様にて運用構築プロセスを一本化して可視化しながら導入実施が可能となっているサービスである。
■サービス対応範囲＆得意な技術領域
【サービス対応範囲】
１）サービス標準対応
倉庫／資材・工場在庫管理、入出庫管理、ARデジタルピッキング、物流容器管理（＝滞留在庫の回収・所在地の把握）、オフィス資産・消耗品管理、作業予実可視化分析、在庫可視化BIダッシュボード分析、ブロックチェーンによるデータ保証、基幹API連携I/F 等々
２）オプションアドオン対応
ベースとなる機能モジュールを基にカスタマイズ設計・開発行い、導入実施
〈基幹、周辺システム領域〉
生産管理（組立系／繰返型組立業 ※1.・個別受注型組立業 ※2.）、輸出入管理、検収照合（得意先・仕入先）、購買管理、原価管理、販売管理、WEB受発注EDI、物流統合管理（LMS）、マテハン連携、配車管理、配送収益管理、車両動態管理、車体管理、会計（財務／管理）、人事・勤怠給与、保守メンテナンス管理
※1. 社内にて最終組立加工を行う製造業様、繰返型組立専業協力会社様向けに開発を行ったＭＲＰ型生産管理システム
※2. 多品種変動、個別受注型にて製品を製造される製造業様向けに開発を行った製番型生産管理システム
〈データ連携領域〉
非定型データレイアウトマッピング、連携API開発、HULFT連携、RPA設計開発、各種通信プロトコル変換、その他高度なセキュリティ対策強化を主とした連携仕様の設計開発
〈インフラ・NW・運用保守領域〉
データセンター事業（ホスティング・ハウジング）、サーバサイジング、WAN／LANネットワーク構築、回線工事、24／365運用保守体制、脆弱性診断
〈アウトソーシング領域〉
請求書等の発行封入封緘プリンティングサービス、コールセンター、ヘルプデスク、データ代行入力
３）対応業種 一覧
様々な業種・業態ニーズに、調査分析・業務コンサルティング・設計・開発・運用保守までのワンストップサービス
製造業、物流業（倉庫・運送）、流通業、消費財、アパレルSCM、鉄鋼・金属加工業、住宅関連業、建設業、金融・決済業、EC通販、公共事業、機械制御分野、放送・通信・制御分野、外食産業、文教・教育事業、人事・勤怠、警備業ERP、設備メンテナンス、ビルメンテナンス、不動産・マンション管理業、等々
【得意なデジタル技術領域】
４）自動認識技術（カラーコード、RFID、バーコード・QR、画像処理）
５）AI技術（形状画像処理、光学文字認識／OCR）
６）ブロックチェーン技術（プライベート、パブリック）
■サービス特徴（独自性PR、他社差別化）
１）運用業務に応じた柔軟な読取モードの設定＝追加カスタマイズが必要ないパッケージ仕様
・お客様で設定可能なマルチスキャンエンジン
・カラーコード（カメレオンコード）、RFID、バーコード、QR、データマトリクス、伝票OCR、画像処理、計測AR
・在庫ステータス管理変更が柔軟に可能
・Scandit社のバーコードスキャンエンジン実装済み
２）拡張性のある運用・業務設計での導入
〈自動認識、AI、IoT、ブロックチェーンを活用した現場業務を最適化するソリューションを展開＝DX推進に貢献〉
▼自動認識技術
・複数一括認識のカメレオンコードに対応
・屋外導入実績多数
▼ブロックチェーン技術
・トレーサビリティ強化及びサプライチェーン・マネジメントの自動化・簡素化
▼IoT技術
・製造機械の実績データ収集（生産トレース及び品質管理に活用）
▼AI技術
・AI-OCR（文字情報のデジタルデータ化技術=手書き伝票の高精度なデジタルデータ化）
３）業種・業務別での導入・運用実績及びノウハウ（国内外実績あり）
■よくある導入活用事例（お客様が多く導入希望されるケース）
＝ 以下が効率的に運用出来ていないことが課題
１）メーカー物流や3PL事業者での倉庫管理運用に活用
２）自動車部品メーカーでの原価低減を目的とした生産予実管理に活用
３）食品原料メーカーでの物流容器パレット紛失防止に活用
４）3PL事業者での機密文書等の文書管理に活用
５）大型輸送機器メーカーと物流3PL事業間による生産かんばん運用に活用
６）農産物事業団体での収穫・生産品の産地証明及び品質管理トレーサビリティに活用
７）自動車部品メーカーでのサービスパーツ在庫の棚卸業務に活用
８）潤滑剤メーカーでの梱包出荷業務における誤出荷防止業務に活用
９）什器設備メーカー物流における保守・メンテナンス在庫管理に活用
１０）輸出入事業者でのコンテナ、金属パレット管理の紛失防止及びリアルタイム在庫可視化に活用
１１）組立生産メーカーでの少量多品種の部品受入管理業務での検品管理に活用
１２）少量多品種なメーカー・物流事業者でのARデジタルピッキング運用に活用
１３）プラント工場での工業製品専用の治具工具在庫管理業務に活用
１４）製造メーカーでの金型管理業務に活用
１５）冷蔵倉庫業務での期限日管理業務に活用
１６）半導体メーカーでの仕掛品管理業務に活用
■本プラットホームを利用して新規事業創出されるケース
１）受発注自動化プラットフォームの構築
ご提供する主軸構成：PACS PLUS × ブロックチェーン技術
２）異なる利害関係が利用可能な在庫共有化プラットフォームの構築
ご提供する主軸構成：PACS PLUS × T-CHECK（検収照合） PLUS × ブロックチェーン技術
３）債務債権における自動決済プラットフォームの構築
ご提供する主軸構成：PACS PLUS × T-CHECK（検収照合） PLUS × ブロックチェーン技術
４）繊維リサイクル事業プラットフォームの構築
ご提供する主軸構成：PACS PLUS × T-CHECK（検収照合） PLUS × ブロックチェーン技術
５）品質管理のデータ保証プラットフォームの構築
ご提供する主軸構成：PACS PLUS × ブロックチェーン技術
■お客さま導入事例
〈食品業界〉
｜導入先企業
大手食品原料メーカー
｜導入内容
１、物流容器の個体管理
・導入前課題
物流容器の頻繁な紛失により追加購入コスト（年間支出3000万円）が発生していた。
２、倉庫管理システム
・導入前課題
レガシーシステムでのアナログな庫内業務管理手法により、庫内業務の全体状況把握が行われておらず、各工程においてどれくらいの作業残があるか、どこの業務に作業負荷がかかっているかが不透明であった為、最適な庫内管理が行われていなかった。
また、アナログでの管理手法のため、現場での情報実績収集に人的工数がかかっており、リアルタイムなデータ共有が出来ず、人によるデータ情報収集のためミス等も多く発生していた。
｜導入後の効果
物流容器の個体管理が行われ、追加購入コストがほぼ0になった上、紛失原因や紛失経緯が明確に把握できるようになった。
また、作業計画が組みやすくなり、利益構造の把握が容易になった。